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16. 死海の危機

今、死海が危機に瀕しています。とはいっても、今すぐというわけではなくて、将来的な問題です。
それは、死海の面積が小さくなっていっているのです。

 

即ち、水分がなくなってきて湖の形が少しずつですが、小さくなっています。これは別に弊社が塩を大量に輸入しているから、そうなったわけではありません。毎年コンテナ数本仕立てたところで、死海の 広大かつ大大容量の塩資源を枯渇させることなんか、できるわけないですから。

 

それではなぜ危機かというと、北部のガリラヤ湖からヨルダン川を経由して流れてくる水量が、年々減少していっている傾向があります。只でさえ雨が少ない、超乾燥地域ですのに、水の供給が減っているというのは致命的です。

すでに、死海の南側の4分の1は干からびかけています。

 

死海は常時水分が蒸発しているわけで、それによって高濃度のミネラル成分が生成されています。ですから水分の供給がなくなってしまえば、自然と湖が消滅してしまうということになってまいります。

 

イスラエルでは年間降水量が日本にくらべると格段に少なく、唯一北部のガリラヤ地方が緑が多い地域です。イスラエルの水道事情にも関わってきますが、イスラエルの国民が生活に使っている水のほとんどがガリラヤ湖から引いてきています。

ガリラヤ湖の水を全国各地に網の目のように走らせて、家庭用用水として利用している現状を考えると、ガリラヤ湖の水位自体が年々減少の傾向にならざるをえない。ましてイスラエルは世界各地の多くのユダヤ人が移り住もうとして毎年やってきます。
ですから人口も年々増え、そうなると生活用水も年々増えていっているのです。

 

雨が少ない年は、イスラエルの水事情は危機的なものになるのです。

日本に住む私達には考えられないことですね。

 




15. 死海に生きる「ドナリエラ」
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17. 資源としての死海


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